top of page

2018年4月開講「JPPA第3期ポジティブ心理学プラクティショナー養成・認定コース」のご案内<お申込み受付終了>

次期開講は、第4期が大阪(初開講)で10月、第5期が東京で2019年4月となります。

2018年4月開講「JPPA第3期ポジティブ心理学プラクティショナー養成・認定コース」のご案内<お申込み受付終了>


2019年5月開講「JPPA第4期ポジティブ心理学プラクティショナー養成・認定コース」(東京講座)のご案内は近日中に掲載させていただきます。

ポジティブ心理学「1万時間」への学習基礎力として

「ポジティブ心理学を体系的に学んで、個人/組織で積極的に活用したい」、「自分自身の理解をもっと深めたい」、「今の職場にポジティブ心理学を応用するための具体的な指針を与えてほしい」
……皆様からのこうしたご要望の声や、総じてポジティブ心理学への言葉にならない熱い想いに触れ、当協会設立間もなくしてスタートさせた単発的な社会人向け講習会を刷新し、この「ポジティブ心理学プラクティショナー養成・認定コース」を通年講座として開講いたしました。

以来、2期にわたり、当協会認定のポジティブ心理学プラクティショナーを世に送り出してきました。しかし、ポジティブ心理学は、欧米を中心に刻一刻と目まぐるしく発展を遂げている最中の分野です。通年講座で学び終えた途端、「今」のポジティブ心理学からすぐに取り残されてしまうといった修了生の有り様に、当協会では思案をめぐらせてきました。

また、初学者を教える側に立つ修了生も出てくる中で、プロの教え手として相応しい責任を担えるよう修了生を定常的にフォローアップできるような体制を整えなければならないという新たな課題も生まれました。良き教え手となるためには、まずは良き学び手となることが王道ですが、そのための良き学びを丁寧に導いていけるだけの講座へとアップグレードする必要がありました。

当協会は、国際ポジティブ心理学会(IPPA)より、本邦におけるポジティブ心理学の健全な教育普及と、ポジティブ心理学に携わる実務家の育成を推進するという任務を授かっています。課せられた任務に対して、当協会として至らぬ点が明らかになるたびに、各種講座の開講を一旦ストップさせては、受講生のための学習環境の見直しと向上に努めて参りました。

「どの分野でもエキスパート(専門家)になるためには、1万時間の訓練を積まなければならない」

……これは、エキスパートに関する研究で知られる、米・フロリダ州立大学の心理学者、アンダース・エリクソンによる説です。1万時間の努力が成功をもたらすという「1万時間の法則」として、ジャーナリストで作家のマルコム・グラッドウェルの著書を通して広く知られている説でもあります。

エリクソンの言う「1万時間の訓練」とは、ただ漫然と過ごす1万時間ではなく、「1万時間の意図的な訓練」を指します。しかしながら、当協会の通年講座でポジティブ心理学を意図的に学んだとしても、得られる学習量はエキスパートを育てる1万時間には到底及びません。

それでもなお、通年講座を受講することに何らかの意義があるとすれば、それは、ポジティブ心理学のエキスパートとなることを目指したいという志を持つ学び手が、これから始まる1万時間の意図的訓練のための土台となる「学習基礎力」を養えることにあるのではないか、と考えます。

当コースの前期課程の半年間(全12回)では、ポジティブ心理学の基礎理論を修得しながら、学習基礎力を鍛えていきます。ポジティブ心理学が日進月歩で変化を続ける限り、ついこの前までの最新情報はもはや今日の情報ではないという状況は今後もしばらく続いていくものと思われます。前期課程で学習基礎力を養っておくことで、ポジティブ心理学におけるあらゆる変化に右往左往せずに対応できるような視座を手に入れることができます。

前期課程のシラバスは、同じくエキスパートに関する研究でエリクソンについても多数言及があり、「グリット」(邦訳で「やり抜く力」)研究で最近一躍その名が知られることになったペンシルベニア大学の心理学者アンジェラ・ダックワースが、過去に同大学の学部生向けに教鞭を執ったポジティブ心理学の授業で実際に履修された内容に準拠しています。

前期過程の使用テキストは、ダックワースの授業でも主要テキストとして学生に精読を課した一冊であり、ポジティブ心理学の定番テキストである、クリストファー・ピーターソン著、『ポジティブ心理学入門』(初版の『実践入門ポジティブ・サイコロジー』でも可。いずれも春秋社刊)を使用します。同書を通して、ポジティブ心理学を学ぶ姿勢をはじめ、ポジティブ心理学に対する科学的かつ批判的視点を養うことで、氾濫する情報の正誤を見極める力が自ずと身についていきます。

10月からの後期課程の半年間(全12回)では、「応用ポジティブ心理学」(Applied Positive Psychology)と括られる分野で扱われるポジティブ心理学の応用理論や手法について実践演習を交えて修得していきます。後期課程のシラバスならびに実践演習の内容は、ペンシルベニア大学大学院応用ポジティブ心理学修士課程(MAPP)、ミシガン大学ロス・スクールオブビジネス ポジティブ組織学センター、ケースウェスタンリザーブ大学ウェザーヘッド経営大学院などで実際に指導されている内容に準拠しています。

後期課程で履修予定のテーマは下記の通りです(順不同)。

・ウェルビーイング・PERMA(H)モデル

・VIAストレングス

・レジリエンス/マインドフルネス・ベースド・レジリエンス

・ジョブ・クラフティング・エクササイズ

・ポジティブ脳科学

・AI (アプリシアティブ・インクワイアリー)

・ポジティブリーダーシップ

・ポジティブ心理学コーチング

後期課程では、毎回、応用ポジティブ心理学分野の各テーマに精通した国内外の研究者や実務家をゲスト講師に迎えてのセッションとなります。海外からの招聘講師の場合には通訳が付き、受講生からのご質問についても同時・逐次通訳されます(一部、オンラインでのセッションが入りますが、そちらも全て通訳ならびに日本語字幕が付きます)。

ゲスト講師と共に、ポジティブ心理学をクリエイティブに応用し活用する醍醐味を存分に体験していただけるよう、実践面に比重を置いた講義となります。

今期から、当コースでは次の2点を新たに履修内容として追加することになりました。

① 従来通りの対面形式で行う授業をOS(On-Siteの略)クラスとし、Webツールを使用してのオンラインでのフォローアップをDL(Distance Learningの略)クラスとして、OSクラスとDLクラスを組み合わせる形での授業となります。

ペンシルベニア大学大学院応用ポジティブ心理学修士課程では元来よりこの授業形態を取っていますが、当コースでもDLクラスの導入により履修時間と分量を増やすことで、受講生の理解の促進と定着を図っていくことになりました。

前期・後期課程共に、2回のOSクラスの間にDLクラスが1回入ります。DLクラスの実施日については、後期課程の授業日程(OSクラス)と同様、前期課程の受講生のご希望になるべく沿えるような方向で調整いたします。

② 今までは、ペンシルベニア大学の学部生向けクラスで実施された筆記試験と同じ問題(選択式と記述式)を前期課程修了後に実施し、当コースの認定試験の一部として参りましたが、今期をもってそのような形式の筆記試験は廃止とし、代わりに各履修項目ごとにチェックテストを行うことになりました。このチェックテストは認定の評価には入れません。

認定の評価は、ポジティブ心理学の主要テーマに関するプレゼンテーション内容によって決定いたします。プレゼンのテーマは講師側で各受講生に個別に指定します(他の受講生とテーマが重なることはありません)。
万が一、プレゼン内容が認定基準に満たなかった場合には、再受験を一回だけ認めます(再受験には追加料金はかかりません)。なお、プレゼン試験の結果は、「S・A・B・C・D・F」の6段階で相対的に評価し、DとFは不合格とします。プレゼンにおける採点基準は、プレゼン試験前に受講生全員に開示し、試験後は、各採点項目ごとに得点を受講生に個別に開示します。

なお、前期課程における提出課題(宿題)は直接の評価対象とはしないものの、プレゼン試験の得点に追加点が必要となる場合には考慮に入れます。

前期課程または後期課程のみの受講も可能ですが、前期・後期課程を通して当コースを受講され、プレゼン試験に合格された方には、当コース修了証が授与されます。
当コース修了後は、当協会認定のプラクティショナーを対象に毎年実施する、ポジティブ心理学の最新情報を反映したブラッシュアップ講座や会員向けウェビナーにご参加いただけるほか、ラーニングコミュニティへの参加や、ラーニングコミュニティの自主開催も可能です(詳細は受講生に別途ご案内いたします)。

また、プレゼン試験に「S」または「A」で合格された方は、当協会の講師やトレーナーとしてご活躍いただく道も開かれています。

受講生の皆様と共に「1万時間」へのスタートを切ることを楽しみにしております。

 

日本ポジティブ心理学協会 事務局一同

代表理事・前期課程講師 宇野カオリ

補記:上記履修内容については、講義の進捗状況に応じて当ページ上での告知なく変更となる場合がありますが、受講生の方にはその都度通知させていただきます。

前期課程(OSクラス):2018年4月~2018年9月(全12回)
(毎回)土曜日 10:00~17:00、日曜日 9:15~16:15

後期課程(OSクラス):2018年10月~2019年3月(全12回)
前期課程と同様に毎月土・日曜日の週末2日間の集中講義となります。
(受講生には早期に講座内で、当ページ上には7月迄にご案内差し上げます。)

会場:東京都文京区内(詳細は前期課程受講生にご案内差し上げます。)

対象者:※学生・社会人共、当コース開始時の心理学の知識の有無は一切問いません。また、語学力の有無も当コースの受講には全く影響いたしません。

・ポジティブ心理学を基礎から応用まで体系的かつオールラウンドに学びたい方

・ポジティブ心理学をご自身の充実したキャリアに活かしたい方

・ご自身で、そして当協会で、ポジティブ心理学の教育普及活動に積極的に関わりたい方

講師:宇野カオリ(前期課程 OS・DLクラス担当)   

アシスタント:荻久保巳津子(前期・後期課程 OS・DLクラス担当)

後期課程OSクラスの担当講師とゲスト講師のご紹介ならびに履修テーマについては、受講生には早期に講座内で、当ページ上には7月迄にご案内差し上げます。

申込方法: 以下のお申込みフォームにご入力ください。

・お申込みフォームを送信後、3日経っても当協会事務局より返信がない場合には、お申込みフォーム送受信時のシステム障害が考えられますので、お手数ですが当協会事務局(info@jppanetwork.org)までご連絡ください。

・お申込みフォームのご入力においてご不明な点がありましたら、お手数ですが当協会事務局(info@jppanetwork.org)までご連絡ください。

受講費:
前期・後期両課程受講費:691,200円(税込)
前期課程のみの受講料:360,000円(税込)
後期課程のみの受講費:414,000円(税込)(前期課程を受講された方は20%OFFで331,200円(税込))
*お支払い方法はお申込み受付後、当協会事務局よりメールにてご連絡いたします。
*分割払いをご希望の方はお申込みフォームの最後の項目にてその旨ご指定ください。
前期課程と後期課程で分割してお支払いいただく方法と、前期課程で2回、後期課程で2回で分割してお支払いいただく方法があります。課程途中でのお支払い方法の変更も承っております。課程途中でのお支払い方法の変更を希望される方は当協会事務局までメールにてご連絡ください(info@jppanetwork.org)。

第3期定員:20名

お申込みは先着順となります。お申込み多数の場合には、前期・後期両課程受講希望の方を優先させていただく場合があります。何卒ご了承ください。

その他諸注意事項:

・前期・後期両課程にお申込みの方で、当協会のポジティブ心理学プラクティショナー資格認定をご希望の方は、事前に当協会の年間会員登録が必要となります。お手続き方法については受講費のお支払い方法と同時にご案内させていただきます。

・当該日程での出席の都合がつかないという方には、当コースの修了要件として、前期・後期課程(OSクラス)を通して計4回(計8日間)まで欠席が可能です(2/3以上の出席で資格認定評価の対象となります)。
なお、欠席分の履修内容については、担当講師が欠席者の状況に応じて随時DLクラスにてフォローさせていただき、次回のOSクラスに支障のないように配慮いたします。

お仕事やご家庭の事情などでやむなく欠席が規定回数を超えてしまい、講座の継続が不可能となった場合には、講師より当コースの次年度の受講を個別にご案内差し上げます(ご事情次第では次年度の受講は追加費用なしで可能です)。

bottom of page