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2016年4月開講「JPPA第2期ポジティブ心理学プラクティショナー養成・認定コース」のご案内

「ポジティブ心理学とは、幸福学の範疇(はんちゅう)を超えたものである」 - クリストファー・ピーターソン
ポジティブ心理学に対する科学的かつ批判的視点を養うことにより、ポジティブ心理学の正しい知識を修得すると同時に、「ポジティブ心理学」の名の下に氾濫する情報の正誤を見極める力を身につけます。
(学生・社会人共、当コース開始時の心理学の知識の有無は問いません。)
「ポジティブ心理学を体系的に学んで、個人/組織で積極的に活用したい」、「自分自身の理解をもっと深めたい」、「今の職場にポジティブ心理学を応用するための具体的な指針を与えてほしい」……皆様からのこのようなご要望の声にとどまらず、総じてポジティブ心理学への言葉にならない熱い想いにお応えするべく、2013年11月、当協会では「ポジティブ心理学プラクティショナー養成・認定コース」を開講いたしました。

お陰様で、昨年春、ポジティブ心理学創始の地であるペンシルベニア大学で学生たちが実際に履修するのと同等のレベルで、ポジティブ心理学の基礎理論および応用実践の知識やノウハウを総合的に修得し、同大学の指定する課題や試験等の合格基準に達した、国内初のポジティブ心理学プラクティショナーを世に送り出すことができました。

課程修了後も、さらなる学びへの熱意冷めやらぬ第1期修了生の間で、ポジティブ心理学から敷衍しての「レジリエンス」や「ポジティブ組織学・組織開発」といった関連分野ごとに「SIG(シグ)活動 注1」と称するラーニングコミュニティが複数形成され、各分野の専門家を交えてのプログラム開発や定期勉強会が活発に催されています。

注1:Special Interest Groupの略。学問・実践領域ともに包括範囲の広いポジティブ心理学では、テーマや取り組みごとに共通の興味関心を持つ人同士でSIGを形成し、特定の課題に特化した活動を行うことがあります。欧米のポジティブ心理学コミュニティでは盛んに見られますが、国内では当協会で初の試みとしてスタートしました。)

当コースでは、前期課程の「ポジティブ心理学Ⅰ」(全12回)で、ポジティブ心理学の基礎理論の修得を行います。前期課程のシラバスは、ペンシルベニア大学心理学部准教授で「グリット」(Grit; 根性、根気、不屈の精神の意)研究の第一人者であるアンジェラ・ダックワースの協力を得て、同大学で学部生向けに開講され、ダックワースが教鞭を執ったクラス、「POSITIVE PSYCHOLOGY」(「ポジティブ心理学」)(当時)にて実際に履修された内容に準拠します。使用テキストも、同クラスに準拠して、クリストファー・ピーターソン著、『ポジティブ心理学入門』(春秋社、2012年刊)を使用します 注2。また、ポジティブ心理学の学習効果を上げる批判的視点を養うために、ピーターソンの絶筆、『幸福だけが人生か?-ポジティブ心理学55の科学的省察』(2016年4月刊行予定、春秋社)を併用していきます。前期課程ではさらに、欧米の学術研究のみならず、日本の研究も取り上げ、比較文化的考察を行う講義内容も交えます。

後期課程の「ポジティブ心理学Ⅱ」(全12回)では、応用理論とその手法の修得を中心とした実践スキル演習を行います。後期課程のシラバスおよび演習の際に使用する実践ツールは、ペンシルベニア大学大学院応用ポジティブ心理学科ならびにミシガン大学ロス・スクールオブビジネス・ポジティブ組織学センターにて指導されている内容に準拠します。後期課程では毎回、応用ポジティブ心理学に精通し、企業コンサルタントやコーチとして現場での導入実績も豊富な実務家たちを国内外からゲスト講師に迎え、応用理論に加えて生身の彼らの知見からも大いに学びます。

なお、当コースの前期課程では、ペンシルベニア大学の「ポジティブ心理学」クラスでの履修内容に準拠して、課題および筆記試験が課されます。課題には各回、体験学習型のポジティブ心理学演習(エクササイズ)が課されます。筆記試験(全3回)は選択式と記述式となります。毎回の課題の素点は、筆記試験の素点と合わせて、最終的な当コースの合否基準の得点として考慮されます。後期課程については課題、筆記試験ともにありませんが、後期課程修了後に各受講生に課される面接試験では、後期課程で修得した応用実践の内容に関する理解が問われます(面接は理解度の確認を目的とし、得点化はされません)。

注2:『実践入門ポジティブ・サイコロジー』春秋社、2010年刊でも可。但し、両翻訳書共に、原書を大幅に割愛した編集となっています。そのため、講義内容に応じて、翻訳書を補填する形で、編集前の全訳原稿の該当箇所を随時配布して使用していきます。)

最後に、前期課程または後期課程のみの受講も可能ですが、前期・後期課程の全24回を通して当コースを受講され、課題や試験に合格された方には、当コース修了証が授与されます。また、課程修了後も当協会認定のポジティブ心理学プラクティショナーとしてSIG活動をはじめさまざまな活動に参与いただけるほか、当協会認定の講師やトレーナーとしての道も開かれています。

当コースは、基礎理論・応用実践共、ポジティブ心理学の主要テーマのほぼ全範囲を網羅するため、全課程修了まで丸1年という長い時間を要します。なおかつ、前期課程の各回クラスの間には課題やコホート(小グループ)演習も課されるため、本腰を入れての学びの姿勢が要求されます(後期課程は打って変わって楽しい学びとなります)。そのため、短期間で、かつ一点集約的な知識の修得をご希望される方には、是非、今年度より随時開講予定の特定テーマ・目的別の勉強会や公開セミナーなどの機会をご利用いただけますようお願い申し上げます。

一般社団法人日本ポジティブ心理学協会 事務局一同
協会代表理事・前期課程講師 宇野カオリ
「ポジティブ心理学プラクティショナー養成・認定コース」第2期講座

日程 前期課程「ポジティブ心理学Ⅰ」各回テーマ
第1回 2016年
4月23日(土)
第 1 講 ポジティブ心理学概観―歴史と哲学的背景
第 2 講 ポジティブ介入(ポジティブ心理学エクササイズ)
第2回 4月24日(日) 第 3 講 快とポジティブな経験
第 4 講 幸せと人生満足度
第3回 5月21日(土) 第 5 講 幸福度と個人差―なぜこの人はあの人よりも幸せなのか?
第 6 講 幸福度を高めることは本当に可能か?
第4回 5月22日(日) 第 7 講 ポジティブと健康
第 8 講 ポジティブと収入
第5回 6月11日(土) 第 9 講 ポジティブな制度
第10講 幸せと公共政策
第6回 6月12日(日) 第11講 キャラクター・ストレングスと徳
第12講 楽観性とレジリエンス
第7回 7月 2 日(土) 第13講 自己を測定評価する―自尊心と自己効力感
第14講 関係性のポジティブ心理学―愛と社会的つながり
第8回 7月 3 日(日) 第15講 価値観
第16講 興味関心と才能
第9回 8月27日(土) 第17講 フローと意図的訓練
第18講 セルフコントロールと意志力のマインドセット
第10回 8月28日(日) 第19講 選択と意思決定
第20講 ポジティブ神経科学と進化理論―「学習性無力感」の崩壊
第11回 9月17日(土) 第21講 グリットと目標達成―「天才」のメカニズム
第22講 達成のための希望理論、変容理論、目標設定理論
第12回 9月18日(日) 第23講 ポジティブな文化的影響
第24講 ポジティブ心理学の展望―総括ならびに研究と実践の最新動向
日程 後期課程「ポジティブ心理学II」各回テーマ
第1回 2016年
10月 日(土)
ポジティブ・ライフ・チェンジ①
ポジティブ心理学で人間関係力UP
第2回 10月 日(日) ポジティブ・ライフ・チェンジ②
ポジティブエイジングへの実践ガイド
第3回 11月 日(土) 職場の応用ポジティブ心理学①
ウェルビーイング(持続的幸福)とポジティブ感情の力
第4回 11月 日(日) 職場の応用ポジティブ心理学②
ストレングス・ベースド・リーダーシップ―レジリエントリーダーへの道
第5回 12月 日(土) ポジティブ組織学とポジティブビジネス
第6回 12月 日(日) ポジティブ組織開発とジョブ・クラフティング・エクササイズ
第7回 2017年 1月 日(土) サービス・ラーニング・プロジェクト①
「ポジティブ・ビブリオセラピー(読書療法)」コホート発表
第8回 1月 日(日) サービス・ラーニング・プロジェクト②
「レジリエンス・ドーナツ・マラソン」コホート発表
第9回 2月 日(土) AI(アプリシアティブ・インクワイアリー)①
第10回 2月 日(日) AI(アプリシアティブ・インクワイアリー)②
第11回 3月 日(土) ポジティブ・コーチング・ツールボックス①
第12回 3月 日(日) ポジティブ・コーチング・ツールボックス②

補記:上記履修内容については講義の進捗状況に応じて当ホームページ上での告知なく変更となる場合がありますが、受講者の方には事前に通知させていただきます。
なお、後期課程「ポジティブ心理学II」の担当講師紹介については、確定次第、当ホームページ上でもご案内差し上げます。

前期課程「ポジティブ心理学Ⅰ」:2016年4月~2016年9月(全12回)
(毎回)土曜日 10:00~17:00、日曜日 9:00~16:00(状況に応じて毎回1時間ほど延長の可能性有)
(土曜日の講義終了後には希望者での懇親会を予定しています。)
後期課程「ポジティブ心理学Ⅱ」:2016年10月~2017年3月(全12回)
(毎回)土曜日 10:00~17:00、日曜日 9:00~16:00(状況に応じて毎回1時間ほど延長の可能性有)
(前期課程と同様に毎月土・日曜日の週末2日間の集中講義となります。詳細は改めてご案内差し上げます。)
会場:
〒108-0073 東京都港区三田1丁目2番22号 東洋ビル6F 
株式会社レアリゼ アカデミースペース
レアリゼアクセスマップ
※前期課程第4回までの会場です。第5回以降の会場については受講生にのみご案内差し上げます。 対象者(学生、社会人共):
・ポジティブ心理学を基礎から応用まで体系的に学びたい方
・ポジティブ心理学をご自身の充実したキャリアに活かしたい方
・当協会を通してポジティブ心理学の教育普及活動に積極的に関わりたい方(SIG活動含む)

担当講師:
前期課程:宇野カオリ(全12回)
後期課程:ゲスト講師陣(各回異なります。海外のゲスト講師には毎時通訳がつきます)
料金:
前期・後期両課程受講費:税込\691,200
前期課程のみの受講料:税込\360,000
後期課程のみの受講費:税込\414,000(前期受けた方は20%OFFで\331,200)
*お支払い方法は申込み受付後メールにてご連絡いたします。
*分割支払いをご希望の方は事務局までお申し出ください。
第2期定員:30名
・先着順となります。お申込み多数の場合には、前期・後期両課程受講者を優先させていただく場合がありますので何卒ご了承ください。(第3期に優先受付をさせていただきます。)
・同様に、お申込み多数の場合には、後期課程のみの受講は不可となりますので何卒ご了承ください。(同様に、第3期に優先受付をさせていただきます。)
・前期・後期両課程お申込みの方で、当協会認定ポジティブ心理学プラクティショナー資格をご希望の方は、事前に当協会の年間会員登録が必要となります。手続き方法についてはお申込み確定後にご案内させていただきます。
・当該日程での出席の都合がつかないという方には、当コースの修了要件として、前期・後期課程それぞれ2回まで欠席が可能です。なお、欠席分の履修内容については、担当講師が状況に応じて随時フォローアップさせていただきます。
申込方法:
※お申し込みは前期分のみです。後期のお申し込みは日程等が確定次第お知らせいたします。

第2期ポジティブ心理学プラクティショナー養成・認定コース申し込み
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郵便番号 *
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写真1:第1期後期課程ゲスト講師で、ロンドンより来日したグローバル企業コンサルタントのブリジット・ビガー氏による「強み」に関する演習風景(於株式会社ビジネスコンサルタントセミナールーム)
写真1:ブリジット・ビガー氏による「強み」に関する演習風景

写真2:第1期修了生たちによるAI手法に基づく合宿での一シーン(於神奈川県三浦海岸)
写真2:第1期修了生たちによるAI手法に基づく合宿での一シーン

写真3:前期課程の使用テキスト、クリストファー・ピーターソン著、『ポジティブ心理学入門』とその原書、A Primer in Positive Psychology。右はピーターソン絶筆の著、Pursuing the Good Life
邦訳書は4月刊行予定。※絶筆の邦訳書は講師より受講生全員にプレゼントさせていただきます。

ポジティブ心理学入門: 「よい生き方」を科学的に考える方法 A Primer in Positive Psychology (Oxford Positive Psychology Series) Pursuing the Good Life: 100 Reflections on Positive Psychology

ポジティブ心理学とは?

Slide1.jpgクリックすると拡大しますポジティブ心理学(英:Positive Psychology)は、元米国心理学会会長で、「学習性無力感」の研究でも知られる、ペンシルベニア大学心理学部教授のマーティン・セリグマン博士によって提唱された新しい心理学の領域です。

この半世紀来の心理学は、人間の精神疾患や欠陥に焦点をあてることで、病理学的研究では大きな成果を収めてきました。
一方で、心の病で苦しんでいる、あるいは精神的障害があって日常生活が普通に送れない、というわけではない人たちに視点を転じるとき、そこには従来の心理学では対応しきれない問題が山積していることに気づかされます......

続きはこちらへLinkIcon

ポジティブ心理学 関連書籍

新刊書籍『ポジディブ心理学入門』

ポジティブ心理学の権威クリストファー・ピーターソン博士の画期的入門書を当協会代表宇野カオリが翻訳しました。マーティン・セリグマン博士、ミハイ・チクセントミハイ博士らも推薦する一冊です。

詳しくはこちらへ(外部リンク)LinkIcon

関連書籍

「ポジティブ心理学をきちんと学んでみたいのですが、どの本を読めばいいのか教えてください」という問い合わせが少なからず寄せられています。
日本ポジティブ心理学協会では、欧米の主要なポジティブ心理学者たちが一様に「良書」と認める原書の中から、一般の学習者にとって適切と思われる翻訳書を厳選してご紹介しています。

詳しくはこちらへLinkIcon

幸福優位.jpgピーターソン.jpg417QPGAMXTL._AA115_.jpgimages-11.jpegimages-10.jpeg

ポジティブ心理学 代表的な論文の日本語訳 

セリグマン・チクセントミハイ共著『ポジティブ心理学序論』の全翻訳をアップデートしました。

ポジティブ心理学の創始者であるセリグマンとチクセントミハイ両博士が2000年に著した、ポジティブ心理学を世に問う記念すべき論文です。
この論文の全訳を計3回にわたってご紹介しています。第2回目は、論文の中盤部分より、ポジティブ心理学研究の3つの共通テーマ、すなわち、①ポジティブな主観的経験、②ポジティブな特性(本論文では「ポジティブな人格」)、③ポジティブな社会制度、に従って、本論文が掲載されている学術誌「アメリカン・サイコロジスト」2000年1月号の構成について、寄稿者である研究者たちの考え方やその思想的背景に触れながら順次解説しています。


詳しくはこちらをご覧下さいLinkIcon

American Psychologist January 2000.gif論文の要点.jpg本論文の要点(クリックで拡大)

JPPAを通して日本に寄せられたメッセージ

このたびの東日本大震災に伴い、ポジティブ心理学に造詣が深い以下の先生方や実践家の方々が日本に向けてメッセージを寄せて下さいました。

  • ポジティブ心理学の創始者である米・ペンシルベニア大学教授マーティン・セリグマン博士
  • ポジティブ心理学の創始者の一人であり「フロー理論」で日本にも馴染みの深い、米・クレアモント大学院大学教授 ミハイ・チクセントミハイ博士
  • 応用ポジティブ心理学の第一人者であるロバート・ビスワス=ディーナー博士
  • 国際ポジティブ心理学会(IPPA)エグゼクティブディレクター ジェームス・パウェルスキー博士
  • メイヤーソン財団VIAインスティチュート・オン・キャラクター 教育ディレクター ライアン・ニーミック博士
  • 米・ペンシルベニア大学大学院「応用ポジティブ心理学修士課程」(MAPP)卒業生

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