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​​ポジティブ・チェンジエージェント育成シリーズ
実践から学ぶ!ポジティブ組織開発 On-line基礎コース

1.当コースの開講にあたって

 

ポジティブ組織開発は、人々の中にある最も良いものを引き出し、高いパフォーマンスを育む組織を構築するための概念とアプローチ方法の総称です。

本講座の目的は、より良い組織やチームづくりを実践したいと考えているリーダーや当事者にインスピレーションを与え、実際にそのような組織やチームづくりを実現可能にすることです。ポジティブな組織づくりのために、ご自身の学習と人間的成長に関心のある方々と共に学習していくことを楽しみにしております。

2.当コースの学習内容
A)組織の問題解決手法としての組織開発の概念、価値観、介入方法を学ぶ

  • Organization Development(組織開発)からChange Management(組織変革) そして Positive Organization Scholarship(ポジティブ組織研究)、Positive Organization Development(ポジティブ組織開発)まで

B)組織開発に対する参加者自身のマインドセットを啓発する

  • 組織の問題解決に対するマインドセットの自己理解とその拡大

  • 組織開発実践者としての知識、姿勢、スキルの学習

問題を解決するだけでは組織は成長しません。より良い活動の先に、より高い成果が生まれます。より良い活動とはすなわち、より善なる方向性を目指す活動であり、それは人々が活き活きとして日々を過ごすことでもあります。この考え方は、働き方改革や、新しい市場機会の開発が期待されている現代の日本の企業組織にこそ必要な考え方です。マネジメントの世界における問題解決と言えば、「問題の原因を見つけて、それを取り除く」という考え方が依然として大勢を占めています。当然ながら、そのようなアプローチが必要とされる局面もありますが、「あるべき姿」が大きく変化しようとしている今日、私たちは「あるべき姿」そのものを再考し、まだ見ぬ新しい「あるべき姿」に向かって力を結集していくことが求められています。

日本ではまだ本格的に紹介されるに至っていませんが、米国で発祥した「ポジティブ組織学(POS: Positive Organizational Scholarship)」「ポジティブ組織行動学(POB: Positive Organizational Behavior)」による考え方や方法論により、いわゆる従来の生産性や効率性を支えてきた考え方や働き方では未来は創造できないという認識が高まっています。

「実践から学ぶ!ポジティブ組織開発 基礎コース」は、「問題の原因を見つけて、それを取り除く」という旧態依然とした思考法とは異なるパラダイムを提供するポジティブ組織学やポジティブ組織行動学のフレームワークについて学んでいきます。

3.実践から学ぶ!ポジティブ組織開発 On-line基礎コースの特徴

A)全5回をOn-lineで実施します。

 

  • 受講者の方々の健康や安心を考え、また働き方そのものが大きく変わっていこうとしている環境の中で、全コースをOn-lineで実施します。

  • 各回のテキストは事前に受講者に配布します。受講者はテキストをお読みいただき講座にご参加いただきます。

 

B)実践学習型On-line講座です。

 

  • On-line講座での新しい試みとして、On-line Action Learningを実施します。On-line Action Learningとは、講座で学習したことを受講者の皆様が次の講座までの期間に何らかの形で実践していただき、それを題材に振り返り(気づきの発表・指摘・一般化)をし、学びを深化させていく試みです。

  • On-line Action Learningを実施するにあたり、5回の講座とは別に振り返りを実施する参加者コミュニティを立ち上げます。これは、5回の講座と講座の間に別途実践を振り返る時間を設け、講師も参加しながら内省しマインドセッティングしていくコミュニティとなります。やり方の詳細は講座の中でご説明していきます。

C)理論だけでなく豊富な実践例やケース討議から学ぶ

  • 組織開発は、つまるところ、個々の企業や組織の実態に応じた展開が必要となる活動です。そのためには、実践事例と、実践の中で培った実践知が求められます。その為に講師2名体制で実施します。

 

  • ポジティブ組織開発の研究と実践について、日本でいち早く着目し研鑽を深めてきたのが甲南大学の西川耕平教授です。ポジティブ組織開発の歴史・理論・方法論について習得することができます。

 

  • 具体的な事例や、個別企業での展開に関するノウハウについては、永年の豊富な組織開発コンサルティングの経験を有する、JoyBizコンサルティング株式会社取締役相談役の波多江嘉之氏を主任講師として学習していきます。

4.実施日程:全5回 毎回10:00~16:00

 

1回目:2020年9月19日(土)

 

2回目:2020年10月24日(土)

3回目:2020年12月19日(土)

 

4回目:2021年1月23日(土)

 

5回目:2021年2月27日(土)

 

2020年9月19日の1回目講座の前に、受講者の自己紹介と相互理解を兼ねた「Zoomでの顔合わせセッション」を開きます。参加自由ですが、本講座のスタートをスムーズに実施する上で是非ご参加ください。

   (ア)日時:2020年9月12日(土)20時~21時30分

   (イ)内容:自己紹介、コミュニティメンバーづくり

 

 主任講師:

 

  • 西川 耕平  甲南大学 教授、OD Association in Japan(ODAJ)代表理事

  • 波多江 嘉之 JoyBizコンサルティング株式会社 取締役相談役

 講師補佐:

 

  石橋 良造、松井 睦子、宮田 茂彦、河村 文宏、小薗 修

 

【各回の内容】

 第1回

 

  • 講座全体の進め方、受講者のマインドセッティング

  • 組織開発(OD)の基礎知識から組織変革(CM)の実践を学ぶ。

 第2回

  • 組織開発の焦点の変化、そしてポジティブ組織研究からポジティブ組織開発(POD)に至るまでの歴史を踏まえ、ポジティブ組織開発の社会や組織への貢献について学ぶ。

 第3回

  • 実践研究やケース討議を通して、組織への具体的介入方法を学ぶ。

  • 有用な介入技法(診断、対話、チームづくり、トレーニングなど)について学ぶ。

 第4回

  • 受講者の実践状況を全体でシェアし、自分自身の実践からの学びを深める。

  • より良い組織を創造していく当事者/実践者に欠かせない「自分を活かすこと:Use of Self」について学ぶ。

 第5回

  • 変革の実践をリードするポジティブリーダーシップについて学ぶ。

  • 受講者の体験を踏まえ、組織開発のエントリーから実施に至るまでにどのようなことに気を付けて計画・実践していく必要があるかを整理する。

 

5.募集要項

 価格

  • 5回通し ¥99,000(テキスト代、消費税含む)

  • JPPA会員には、10%の割引が適用されます。

  • 企業で複数名参加される場合は、2名様から10%の割引が適用されます。

 参加募集人員

  • 30名

 

6.ご参加にあたっての注意事項
  • 本コースはすべて Zoom を使ったオンライン形式で実施します。Zoom の使い方は事前に学習しておいていただく必要があります。以下の記事が参考になります。

  ミーティングに参加するにはどうすればよいですか?

  https://support.zoom.us/hc/ja/articles/201362193-ミーティングに参加するにはどうすればよいですか-

  • 知識習得だけでなく実践を重視した講座ですので、カリキュラムの大枠はありますが、講座の進捗や参加者の状況によって適宜実施内容が変わる可能性があります。

  • On-line Action Learning は参加者を少人数のグループに分け、グループ単位で会話を通じた実践の振り返りを行います。グループ分けは主催者側で実施する予定ですが、5回の本講座以外でグループ・メンバーと講師とで振り返りのオンライン・ミーティングのスケジュール調整を実施していただくことになります。

  • 本コースを通じて、参加者各人が自己開示をすることが学びを深めることにつながります。そのため、全5回の講座、および、実践振り返りの中で参加者が話をした内容は、本コース内、かつ、参加者だけで共有するもので、参加者以外の方に伝えることはご遠慮ください。

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