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レジリエンス・トレーニング・コースについて

(旧名:レジリエンス・トレーナーズ・プログラム)

◆「JPPA認定レジリエンス・トレーニング・コース」とは?

❖コースの特徴

JPPA認定レジリエンス・トレーニング・コースは、世界で唯一、長期縦断的研究により効果が実証され、科学的エビデンスに基づくレジリエンス・トレーニングとして知られる「ペン・レジリエンシー・プログラム(PRP)」のフレームワークに準拠しています※1

PRPフレームワークは、レジリエンスの7つのスキル(認知行動療法ベース)と、人間本来の力を引き出すポジティブ心理学介入の二層構造という、最新の心理学的アプローチに基づいた構成となっています。

本コースはまた、アメリカ陸軍で高い成果を上げたPRPの応用プログラムのうち、「総合的兵士健康度プログラム(CSF)」の基盤となった「アメリカ陸軍マスター・レジリエンス・トレーナー(MRT)コース」の4つのモジュール構成※2に従っています。

4つのモジュールに加え、最新のPRPの内容を反映して、「レジリエンスの脳科学」の履修と「マインドフルネス」の実践に取り組みます。

総じて、本コースの特徴は、レジリエンスの理論的学習のみならず、国内外の大中小企業における企業研修や、学校介入の実践研究で高い実績を上げているトレーナーである講師陣から、実践現場におけるトレーニング効果の高め方(レジリエンスのチーム介入に有効なTグループ演習などを含む)についてもハンズオンで習得できる構成となっていることです。

一個人として、また、レジリエンス・トレーナーとしても必要な、困難や逆境に打ちかつ力が身につく本格的な内容です。

​本コースを通して、実際に受講生であるトレーニーの方ご自身がレジリエンスを高める実践演習を経験しながら、レジリエンスについて深く学んで頂きます。

本コース修了者は、「日本ポジティブ心理学協会(JPPA)認定レジリエンス・トレーナー」の資格を取得できるほか、ご自身でレジリエンス・トレーニングを実施して頂けるようサポートいたします。

※1 本コースは、JPPAとアメリカのPowerThinking Corp.株式会社との提携により提供するコースです。本コースで履修するフレームワークは、アメリカ・ペンシルベニア大学心理学部のマーティン・セリグマン博士による研究をベースに、同博士の指導下で開発されたものです。

 

※2 4つのモジュール構成

モジュール1:レジリエンス(PRPの6つのレジリエンス・コンピテンシーの理解)

モジュール2:メンタルタフネスの構築(PRPの7つのスキルとポジティブ心理学介入の習得)

モジュール3:VIA・徳性の強み(キャラクター・ストレングス)の特定

モジュール4:対人関係の強化(積極的・建設的反応)

(Reivich, K. J., Seligman, M. E. P., & McBride, S. (2011). Master Resilience Training in the U.S. Army. American Psychologist. 66(1), 25-34.より引用・訳出)

対象者
レジリエンスについて理論と実践の両面から学びたい方。

レジリエンスを高める必要性のある方。職業上の必要性でも可(企業研修トレーナーや企業内トレーナーとして活躍中の方から、研修講師を目指している方など)。

受講のメリット
コース修了後、「JPPA認定レジリエンス・トレーナー」としてご自身でレジリエンス・トレーニングを実施して頂けるようサポートいたします(ツールセットのご提供や、ブラッシュアップ研修の実施を含みます)。

また、ご希望の方には、当協会でレジリエンス・トレーナーまたはファシリテーターとしてご登壇して頂く機会も開かれています。

 

フォローアップ体制ほか
JPPA認定レジリエンス・トレーニング・コース修了後は、JPPAにて随時開講予定の認定レジリエンス・トレーナー向けのブラッシュアップ研修に参加して頂くことをお奨めいたします。

◆使用・参考図書

《使用図書》

『レジリエンスの教科書:逆境をはね返す世界最強トレーニング』(草思社)
アンドリュー・シャテー&カレン・ライビッチ著、宇野カオリ訳

米国の名門ペンシルベニア大学で効果検証され、教育機関から企業、軍隊まで劇的な成果を上げ、各界で話題となってきた世界最高峰のメンタル訓練法を一挙公開する「レジリエンス・トレーニング」の決定版テキスト。本コースではこのテキストにあるレジリエンスの7つのスキルと方法論に基づき、実際にレジリエンスを高めながら学んで頂きます。

 

『折れない心のつくりかた:はじめてのレジリエンスワークブック』(すばる舎)

日本ポジティブ心理学協会(JPPA)著、宇野カオリ監修、滝本繁(JPPAトレーナー)執筆


米国の名門ペンシルベニア大学で効果が認められた世界最強のメンタルトレーニング法をわかりやすく丁寧に紹介。豊富な図表とイラスト、ステップごとのわかりやすい解説つきで、職場、学校、家庭など、日常のあらゆる場面で活用できる、初めての方向けの自習ワークブック。巻末に自主トレーニングに役立つワークシートを収録。​本コースではこのワークブックを書き進めながら理解の定着を図っていきます。

 

《参考図書》

『逆境・試練を乗り越える!レジリエンス・トレーニング入門』(電波社)
宇野カオリ著

米国ペンシルベニア大学で学び、日本にレジリエンス・トレーニングの概念や手法を導入した第一人者が、本物のトレーニング法を本邦初公開。レジリエンスの定義の複雑さや、レジリエンス・トレーニングにおいて押さえるべきポイントや要注意点など豊富な図表とイラスト付きで解説。

◆トレーナー/講師陣のご紹介

(写真左から順)※スマホでは画面一番下に表示されます(写真は上から順)。

◇スタンレー・H・グリーン(Stanley H. Greene) マスター・トレーナー

ペンシルベニア州財務省で国務副財務官として勤務後、個人と組織の繁栄を支援する人材開発会社、PowerThinking Corp.株式会社を設立、社長に就任。現在、アメリカの大手企業を中心に、世界各国で、ポジティブ心理学をベースとしたリーダーシップ・トレーニングと、企業研修向けのペン・レジリエンシー・プログラム(PRP)のフレームワークに基づくレジリエンス・トレーニングの指導に従事する。

アメリカ電気通信(テレコミュニケーション)の最大手Bell of Pennsylvania Telephone (Bell Atlantic)社、Greater Media's Philadelphia社、インターネット・ケーブルテレビ事業の大手Verizon社等で25年以上にわたり社長やCEO等の要職にあって、ポジティブエンゲージメントやエンパワーメントを通して人間の最大の可能性に働きかけながら人材育成を行うと同時に、運営改善や財務成績の向上を果たしてきた経験を持つ。

Tri-State Media社(現在Comcast社に統合)では社長兼COOとして、ペンシルベニア州フィラデルフィア地域において初のケーブルネットワークの立ち上げに参画。The Box-USA社(現在MTVに統合)では社長として当時の音楽ビデオ業界の苦境を救う。自らがホストを務めるラジオ番組では視聴者に財政面でのアドバイスを行っている。

テンプル大学医学部、ペンシルべニア州ケーブルテレビ協会(PCTA)、東部技術会議(現PACT)、デラウェア郡商工会議所等の議会委員長、大手教育会社AvancePath Academics役員、公共放送局WHYYのディレクターも兼務。
ペンシルベニア大学卒業。ペンシルベニア州ハリスバーグ在住。

◇菅原  聖也(すがわら  せいや) トレーナー(理論&プレゼン指導担当)

外資系IT企業、ITベンチャーの創業メンバーとして、システムエンジニア、プロジェクトリーダ/マネージャ、社員育成の企画/運用などに従事。IT業界で10年間務めた後、無農薬・無化学肥料で作る野菜農家になる夢を実現させるため、山梨県へ移住して、1年間、農家修行を行う。その後、家庭の事情により農家になる夢を断念しIT業界へ復帰。

社員育成の経験、夢の実現を目指した経験から「充実した人生を創りたい人をサポートしたい」という想いを強く抱き、コーチング、ポジティブ心理学、そしてレジリエンスを学ぶ。現在はIT業界での仕事を続けながら、レジリエンス・トレーナー、ビジネスコーチとして活動。レジリエンスを高めることが折れない心を作ること、さらには夢や目標を達成するためにも大きな効果があると実感し、レジリエンス講座の開催に特に力を入れている。オンライン動画学習サービス「Schoo(スクー)」の講師として、登録者千人以上の人気授業「折れない心を育てるレジリエンスの高め方」に登壇中。
JPPA認定ポジティブ心理学プラクティショナー
JPPA認定レジリエンス・トレーナー
オンライン動画学習サービス「Schoo(スクー)」講師
発我 代表

◇川本  芳裕(かわもと  よしひろ) トレーナー(VIAトレーニング担当)

株式会社ビジネスコンサルタント フェロー役員。「VIA・徳性の強み(キャラクター・ストレングス)」の開発元であるアメリカ・VIAインスティチュート/メイヤーソンファミリー財団との契約の下、本邦初の試みとして、VIA・徳性の強みをレジリエンス・トレーニングに組み込んだ「ストレングス・ベースド・レジリエンス・プログラム(SBRP)」を5年前に開発。以来、VIAに精通するレジリエンス・トレーナーとして、主に中小企業での研修で高い実績を上げている。
専門分野は、レジリエンス研修をはじめ、プロジェクトマネジメント、タイムマネジメント、新商品・新規事業プロジェクト、管理者研修、ソリューション営業。
(社)全日本能率連盟認定 マスター・マネジメント・コンサルタント。PMI認定PMP。

◇笠井  崇(かさい  たかし) トレーナー(チームトレーニング&プレゼン指導担当)

株式会社ビジネスコンサルタント ESB(研究開発部)本部ESB部部長。
レジリエンス・トレーナーとして、自社開発の「ストレングス・ベースド・レジリエンス・プログラム(SBRP)」の公開講座を担当。初学者にも分かりやすい説明には定評がある。
レジリエンス研修をはじめ、社内ビジネススクール講師(戦略コース、財務会計コース、組織変革コース、リーダーシップコース)、新規事業コンサルテーション、変革のマネジメントスキル研修などを手掛ける。
(社)全日本能率連盟認定 マスター・マネジメント・コンサルタント。国際NGOナチュラルステップ マスター・トレーナー。

 ◇駒野  宏人(こまの  ひろと) トレーナー(理論&マインドフルネス指導担当)

岩手医科大学薬学部・神経科学分野教授(薬学博士)。
米国CTI認定コーアクティブコーチ(CPCC)、ICF国際コーチ連盟認定プロコーチ(ACC)、日本NLP協会認定NLPプロコーチ、ヘルスコーチジャパン認定コーチ。
大学院の頃よりヨガを始め、ヨガ歴30年以上。NPO法人日本YOGA連盟に所属し、ヨガ・マインドフルネス瞑想指導の活動も行っている。『ケリー・マクゴニガルの痛みを癒すヨーガ』(ガイアブックス)監修。
東京大学薬学部卒業後、同大学助手、米国スタンフォード大学医学部研究員・ミシガン大学医学部研究員、国立長寿医療研究センター室長を経て、2007年4月より現職。

《トレーナー補佐》

 ◇福井  達雄(ふくい  たつお)
 ◇摩庭  克典(まにわ  かつのり)

《ティーチング・アシスタント(インターン生)》
◇小田  桃佳(おだ  ももか)


◆よくあるご質問(FAQ)

Q:日程の都合上、すべての授業に参加することができません。欠席した場合は認定の対象とはならないでしょうか?また欠席した場合の補講は行われるのでしょうか?

A:今後トレーナーとしてご活躍されるためにも、原則としては全日程にご参加頂くことをお奨めします。ただし、どうしてもご都合がつかない場合、認定のためには2回(2日分)までは欠席可能となります。
なお、補講は予定していませんが、毎回の授業は録画していますので、ご自身で録画ビデオを見てフォロー頂くか、来期以降の当コースで該当する授業日への振替が可能です。

全日程のご出席が難しい方は、事前に当協会コース担当事務局(resilience@jppanetwork.org)までご連絡ください。

 

Q:協会から認定を受けることにどのようなメリットがありますか?

A:「JPPA(日本ポジティブ心理学協会)認定レジリエンス・トレーナー」としてプロフィールにご記載頂けます。レジリエンス研修やワークショップ、また管理職や指導者としての活用など、皆様のフィールドでご活用ください。
さらには、ご希望に応じて、審査の上、当協会で講師としてご活躍頂く機会も開かれています。既に当コースの初代修了生の幾人かは講師として登壇しています。

Q:認定を受けるための試験はありますか?

A:試験はありません。課題や、トレーナー養成のためのプレゼンテーション演習を行って頂きますが、これらはいずれも履修内容への理解を深めるためのものであり、認定のための評価対象とはなりあせん。

Q:認定を受けた後の有効期間はありますか?また、認定の更新に何が必要ですか?


A:認定は原則として2年間有効です。当コース修了後、認定レジリエンス・トレーナー向けのブラッシュアップ研修を実施しますので、同研修にご参加頂くことで認定の更新が行われます。なお、研修費用以外に追加の更新費用などが掛かることはありません。

Q:受講料の分割払いはできますか?

A:はい。お申込みフォーム上でご希望されるお振込方法をご指定ください。フォーム送信後、当協会コース担当事務局より詳細をご案内いたします。


Q:領収書は発行してもらえますか?

A:はい。事前に当協会コース担当事務局(resilience@jppanetwork.org)まで領収書を希望する旨のご連絡を頂ければ、郵送または授業当日に直接お渡しいたします。

Q:コースで使用するテキストの準備は必要でしょうか?

A:当コースでは、『レジリエンスの教科書:逆境をはね返す世界最強トレーニング』(草思社)と『折れない心のつくりかた:はじめてのレジリエンスワークブック』(すばる舎)をテキストとして使用いたします。お申込み頂いた方には当協会コース担当事務局より改めてご連絡差し上げます。

Q:授業で使用される資料の共有はして頂けますか?

A:授業当日は配布物としてお渡しいたします。加えて、コース修了後、「JPPA認定レジリエンス・トレーナー」としてご自身でレジリエンス・トレーニングを実施して頂けるよう、電子媒体でツールセットをご提供いたします。


Q:授業の復習をするために、授業中に録音などはさせてもらえますか?

A:授業の録音・録画、ならびに授業中のパソコンや携帯電話のご使用はお断りしております。ただ、毎回の授業は録画していますので、ご希望される欠席者には録画ビデオで対応させていただく場合があります。

Q:東京以外での開催の予定はありますか?


A:当コースについては今のところ東京以外での開催の予定はありません。ただ、皆様のご希望を伺いながら、東京以外での開催も今後は検討する方針です。


Q:ペン・レジリエンシー・プログラム(PRP)は世界中の国で効果検証されたということですが、その効果は日本にも当てはまりますか?日本独自のアレンジが必要なのではないですか?

A:アジアでは、中国、韓国、シンガポールなどで既に効果検証が成されていることに加え、日本でもパイロットテストが始まっていますが、今のところは特に、アメリカで開発されたプログラム内容の変更が必要であったという事例報告はありません。

アレンジという意味では、国や地域というよりは、それぞれの現場の文化に応じたアレンジが必要となります。例えば、企業文化と学校文化とでは大きく異なります。そのため、当コースでは、企業文化に精通した講師陣が、実際の現場で効果を発揮するレジリエンス・トレーニングの実施方法について伝授いたします。

◆キャンセルについて

キャンセルにつきましては、下記の通りキャンセル料を申し受けます。
❖ご受講日(複数日程の場合はご受講初日)より4日前まで:3,000円

❖ご受講日(複数日程の場合はご受講初日)より3日前〜前日:受講料の50%
❖ご受講日当日以降:受講料の全額

◆お問い合わせ

 

その他の詳細に関しましては、当協会ホームページのお問い合わせフォームまたは当協会コース担当事務局(resilience@jppanetwork.org)までお問い合わせください。

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